学ぶことは、
すごく楽しい

―――日本にくるきっかけ 中国・北京の出身です。日本に来たのは2014年3月。父が日本に留学したこともあって、日本に興味を持つようになりました。大学では日本語学科を専攻しました。大学生のときに父がカメラをプレゼントしてくれて、写真を撮るようにもなりました。大学を卒業するときに中国の旅行代理店に就職が決まっていましたが、日本に留学もしてみたかったので、就職はせずに日本の写真専門学校に入学しました。

―――日本での生活 勉強しながら、アルバイトも色々しました。コンビニで働いていたときは、おばあちゃんに買いたい物のリストを渡されたんですけど、生活で使う日本語が全然わからなかったです（笑） 写真もたくさん撮りました。最初は風景。次第に友だちを撮るようになりました。アフロは学校の先生に薦められたのですが、テレビでよく会社名が出ていたので知っていました。中国に戻る選択肢もありましたが、アフロに就職することが決まったので、そのまま日本に残ることができました。

―――会社での仕事 クリエイティブコンテンツ部（クリエイティブ関連の写真・動画を扱う部署）に約5年在籍して、今のWEBサイト運営部に異動して半年くらいです。イメージマートという写真投稿型のサービスがあり、コンテンツの仕入れから販売まですべてを行う部署に今は所属しています。 入社したばかりのころは、外部の方と日本語でコミュニケーションすることが難しかったです。著作権のこともよくわからなかったので勉強して、知的財産管理技能検定3級を取りました。今は仕事で日本語のコミュニケーションをすることにも慣れてきて、チャレンジできることが増えてきたと思います。社内システムの調整や、営業などいろんな部署とも仕事ができるようになってきました。クリエイターさんと調整するのも、苦戦していますが、なんとかやっています。毎日チャレンジですね（笑）

―――中国語を使うこともありますか？ 中国から送られてくるコンテンツの翻訳や契約書のチェックなどをすることもあります。中国の美術館や会社に連絡をして、権利許諾をすることも。日本の仕事の進め方に慣れてきたので、中国の方と仕事をすると、メールやチャットの使い方が日本とちょっと違うので、少し戸惑うこともあります（笑）でも仕事はほぼ日本語ですね。

―――仕事の楽しさ 今はこれまでの自分の経験を生かして、仕事をできる環境にいるのでやりがいがあります。システム関連の知識も多くないですが、学びながら、仕事ができるようになってきて楽しいです。周りには、自分にはない良いところをもった同僚がたくさんいるので、その人たちからも色々学べます。社内にはフラットで話しやすい人が多いのですごくありがたいです。学ぶことはすごく楽しいので、これからもいい仕事ができるようにがんばります。